清水建設株式会社は、シンガポールにある不動産投資子会社を通じて、シンガポールの政府系企業がファンドマネージャーの産業基盤事業信託シテ・スプリング・インフラストラクチャー・トラスト(CIT)と共同で出資することによってデータセンター・ワン社を設立した。
データセンター事業は、インターネットやクラウドサービスが世界中に普及したことによって、安定的に成長している。そのため今後も需要が見込まれている。
(画像はプレスリリースより)
2012年~15年までのデータセンターでの総床面積の伸び率としては、シンガポールが8.5%、アジア太平洋地区が11.7%と予測されている。
なおデータセンター・ワン社は、データセンターの開発や運営を手掛けていく。出資比率は清水建設株式会社が49%、CITが51%だ。清水建設株式会社は、約1億3千万SBIドル(約110億円)を投じて、シンガポールにおいて9月にデータセンターの開発に着手する。
清水建設株式会社は、CITのファンドマネージャーであるシティ・インフラストラクチャー・マネジメント社をパートナーに選び、データセンター開発に取り組むことになった。
データセンターの建設地は、シンガポール北部のウッドランズ地区。規模は地上5階で塔屋1階、延床面積19,939平方メートル、1階がオフィス、2~5階がデータセンターとなる。
工期は2014年9月~16年2月まで。竣工後はシンガポール資本のデータセンター事業者・1-ネット社に一括リースする。設計についてはDSCO社が、清水建設株式会社は設計監修ならびに施工を請け負う予定だ。
▼外部リンク
清水建設株式会社 ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2014/2014013.html