イグアス水力発電所向け発電設備を受注
東芝は6月17日、パラグアイ国営電力公社から、日本の円借款により建設される、イグアス水力発電所向け発電設備を、三井物産プラントシステムとのコンソーシアムで受注したことを発表した。
現在パラグアイは国内電力需要の多くをブラジルやアルゼンチンと共同開発した水力発電所に依存しているが、今回イグアス水力発電所を建設することで、ピーク時需要を含め、自国の発電設備で安定供給することが可能になるという。
(画像はプレスリリースより)
受注概要
受注金額は約80億円。出力20万6千キロワットのイグアス水力発電所に、単機出力10万3千キロワットの水車および水車発電機2セットを納入し、据え付ける。
主要機器であるカプラン水車ランナは、世界最大級・直径8メートルを有するのが特長だ。
なお、設備は2016年6月から順次納入し、据え付け工事、試運転を行ったのち、2018年に営業運転を開始する予定だという。
地域に最適な発電システムを
東芝はこれまで南米においては、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、などに水力発電設備の納入実績があり、パラグアイにおいては初の受注になる。
これからも地域の特性に応じた最適な発電システムの提案、再生可能エネルギー事業をグローバルに展開していくかまえだ。
▼外部リンク
東芝・プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2014_06/pr_j1701.htm