Veolia Water Technologiesと共同で事業展開
株式会社日立製作所(以下、日立)は6月11日、大手水処理会社Veolia Water Solutions&Technologies SA(以下、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズ)と覚書を締結したことを発表した。今後は共同で中東、アフリカ、アジア地域を中心に、海外の水インフラプロジェクトを推進していく。
経済成長が著しい新興国を中心に、上下水処理や海水淡水化などの水インフラ需要が高まっているの対し、先進国ではこれらの国や地域での水環境ソリューション事業に力を注いでいる。
(画像は、日立製作所のホームページより)
海外での販路拡大に期待
日立でも、設計から建設、資材調達、運営サービスまでを一環して提供する水環境ソリューションの提供を行ってきた。
ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズは、フランスのヴェオリア・エンバイロメントのグループ会社。水処理・排水処理の技術提供を行ったいる。
これまでに日立は、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズ傘下のOTV社と、海外の大型淡水化プラントを共同受注するなど、水関連プロジェクトで協業した実績を持つ。
日立では水処理事業を、自社の「社会イノベーション事業」の注力分野に位置付けており、今回の覚書締結により、ヴェオリア・ウォーター・テクノロジーズが中東、アフリカ、アジア太平洋地域を中心に培ってきた技術や、セールスチャネルが活用できると期待している。
▼外部リンク
株式会社日立製作所のニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2014.html