「リニアートフロア」を開発
株式会社大林組が、デザイン床工法「リニアートフロア」を開発したと発表しました。「リニアートフロア」は大形タイルのようにデザイン性が高く、割れにくい。また荷重にも強く、これまでのタイル張り工法と比べる省力化を図っている。
そもそも大形タイル床というのは、タイルの形状が大きければそれだけ、水平に床と密着させるために労力や熟練した技能が求められる。
(画像はプレスリリースより)
自由にデザインすることが可能に
またそれ以外にも下地とタイルの間に空隙が出来やすいため、荷重や衝撃によって割れやすくなるということもあり、タイルを張り替える際には、はつり作業などを行わなければいけなかった。
新たに開発された「リニアートフロア」は、下地調整材として用いられることが多いセルフレベリング材を、コンクリート下地に打設し表面を平滑に施工。その後特殊カッターで目地を施していく。
さらに塗り床材による着色と目地溝部へのモルタルを充てんすることによって、本格的な大形タイル張り調のデザインを実現した。
タイルを使わないのでデザインを自由に考えることができ、床の割れや剥離を低減、メンテナンスも容易に行える。
なお「リニアートフロア」は、大林組技術研究所実験施設「オープンラボ-2」の一部へ適用している。
▼外部リンク
株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20121025_01