高性能な水処理装置を新発売
積水化学工業は5月16日、上下水処理や産業用排水処理向けの水処理膜を開発し、水処理膜モジュールおよびユニット「FILTUBE(R)(フィルチューブ)」を5月19日より発売することを発表した。
世界的な水処理分野の需要の高まりから、同社は事業を拡大するべく「核」となる製品を研究してきたという。
なお、2020年度、売上高50億円を目指す。
(画像はプレスリリースより)
新商品の特長
「FILTUBE(R)」は、内径4ミリメートルの大きな開口部を有し、親水性のある自社開発の新素材を採用で、高い生物処理水ろ過性能を実現した。また、膜の内側に原水を循環させながらろ過することで、ろ過による膜汚れが少なく、高い透水性能もあるという。
槽外型ユニット構造のため、モジュールの点検・交換が容易で、薬品洗浄などの自動運転にも対応している。なお、反応槽の深さや覆蓋状況によらず設置が可能なため、新設だけでなく、既存施設の機能強化や更新にも対応できるのが特長だ。
水資源の保全に貢献
環境規制強化にともない、高度な水処理技術の需要は今後も高まるとみられている。
積水化学工業では、工場排水処理や上下水処理場の改修など、さまざまな分野でこの新商品を提案し、水資源の保全に努める構えだ。
▼外部リンク
積水化学・プレスリリース
http://www.sekisui.co.jp/news/2014/1244342_20127.html