ラヤン油ガス田の開発移行を決定
JX日鉱日石マレーシア石油開発は、5月12日、同社がオペレーターとして75%の権益を保有するマレーシア・サラワク沖SK10鉱区のラヤン油ガス田の開発移行を決定し、マレーシア国営石油会社ペトロナスより同油ガス田開発計画の承認を取得したことを発表した。
なお、ラヤン油ガス田の開発は、専用のプラットフォームと浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)を新たに設置する予定だという。
(画像はJX日鉱日石開発のホームページ)
開発計画概要
ラヤン油ガス田から生産する天然ガスは、LNGとして販売する予定で、全長約200キロメートルの海底パイプライン経由で、マレーシアLNGティガ社の液化プラントに輸送し、液化する。
また、コンデンセート・原油については、FPSOから洋上出荷する予定だ。
なお、2016年第2四半期には、ガス生産分として原油換算日量約17,000バーレル、コンデンセート・原油生産分として日量約7,000バーレルの初期生産を見込んでいるという。
マレーシアでの事業を積極展開
JX日鉱日石開発は、マレーシアにおいて、計7鉱区で事業を推進しており、天然ガス供給体制の一層の拡充を図りたいとしている。
また、今後もコア事業と位置づけているマレーシアでの石油・天然ガス開発事業に努めていく構えだ。
▼外部リンク
JX日鉱日石開発・ニュースリリース
http://www.nex.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/post_9.html