「KOBELCO ペレタイジングシステム」を締結
株式会社神戸製鋼所とインドのFLSmidth Private Limitedは、鉄鉱石の事前処理技術「KOBELCO ペレタイジングシステム」のライセンス契約を締結した。
FLSは、FLSmidth & Co.A/Sのインド現地法人であり、特に工場建設を含めたプロジェクト全体への高い遂行能力がある。
(画像はプレスリリースより)
技術を共有することによって飛躍を期待
「KOBELCO ペレタイジングシステム」は、鉄鉱石を粉砕し丸めたペレットを傾斜した回転型焼成炉、球状に焼き固める事前処理技術のことだ。
この契約によってFLSは、インド国内でプロセスを活用したプラントのマーケティングや、設計、建設を実施できるようになった。またインド以外でも業務を進めているため、協業の範囲を広げていく予定だ。
この技術では神戸製鋼が改良したグレートキルン方式を採用し、他のプロセスと比較して高品質なペレットの量産が可能となる。
神戸製鋼では長年ペレットプラントの建設に携わっており、世界各国へも納入している。セメントプラントと「KOBELCOペレタイジングシステム」は技術的に共通点があり、鉱石の選鉱過程でも共有可能な技術がある。
そのため今後は円滑に設計や調達を行い、競争力向上が期待される。またFLSは選鉱プラントの納入実績が多く、選鉱とペレットは一緒に検討することが多いため、販売面での高いシナジー効果が期待される。
▼外部リンク
株式会社神戸製鋼所 プレスリリース
http://www.kobelco.co.jp/releases/2014/