日揮は、3月5日、マレーシアLNGデュア社が同国サラワク州ビンツルで進める、LNGプラント能力再生プロジェクトの受注が内定したことを発表した。
なお、このプロジェクトは、日揮グループ会社のJGCマレーシア社およびマレーシア シナリッツ(Synerlitz)社と日揮がリーダーとなってコンソーシアムを組んで進められるという。
今回のプロジェクト受注は、ペトロナスグループに対する継続的な貢献や、LNGに関する高い技術力等が総合的に評価されたものだとしている。
(画像は日揮ホームページ)
このプロジェクトの契約先はマレーシアLNGデュア社。ペトロナス社ビンツルLNGコンプレックスにある、第4/第5/第6系列のLNGプラントの能力再生を図るプロジェクトだ。
今回、第4系列能力再生に係わる設計、機器調達、建設工事、試運転(EPCC:Engineering,Procurement,Construction and Commissioning)役務と、第5および第6系列能力再生に係わる設計および1部の機器調達役務を受注した。
なお、納期は2019年1月を予定している。
日揮の強みは、「ライフサイクルサポート」。プラント建設だけでなく、建設後もメンテナンスや増設・改造を行い、永続的に顧客のニーズを満たしていくことだ。
現在もマレーシア、豪州、インドネシア、パプアニューギニア、ロシア、およびカナダにおいて合計8件のLNGプラント建設プロジェクトを遂行中で、世界のLNGプラント全生産量のうち、約30%のLNGプラントの建設実績がある。
LNGプラントの能力再生および増設・改造のニーズの増加にともない、これからも積極的な営業活動をしていく構えだ。
▼外部リンク
日揮ニュースリリース
https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20140305_1.pdf