日本電業工作は、3月4日、カシオテクノと共同で、「かんたんマルチポイント同時監視システム」を開発したことを発表した。
このシステムは、長距離無線LANシステム「FalconWAVE」とカシオテクノの高性能カメラ・レコーダーを組み合わせた監視システムだ。
なお、ソーラーファームにおいて、施設内2箇所の監視カメラ映像を一括管理し、クラウドを通じて遠隔監視することも可能という。
(画像はプレスリリースより)
メガソーラーなどの大規模施設内に設置された複数の高性能監視カメラ映像を無線で伝送し、監視設備にリアルタイムで集約することができる。なお、監視施設での一括監視ならびにインターネットを利用した遠隔確認も可能だ。
またクラウドを介し、携帯電話やPCで施設内の複数監視カメラの映像をピンポイントで確認することもできるという。
さらに無線方式は、2.4GHz帯の長距離無線LAN方式で、1対4のポイント・トゥ・マルチポイント伝送を採用し、免許も不要だ。
これにより、太陽光発電所のパネルに付着するゴミの確認ができ、太陽光パネルでの発電量の低下を前もって防止することが可能。さらに、監視システム導入時の大がかりな建設工事も不要なのがメリットだ。
日本電業工作は、今後、大型太陽光発電所だけでなく、大型事業所内監視システムの提案や、街灯との一体型監視システムのサポートも進めていく。
また、太陽パネル状況のセンサ情報を、「フレキシブルなセンサシステムMuセンサ」と連携して無線伝送するシステムの開発も促進していく構えだ。
▼外部リンク
日本電業工作プレスリリース
http://www.den-gyo.com/news/pdf/20140304.pdf
カシオテクノ・ホームページ
http://www.casiotechno.co.jp/