千代田化工建設は2月24日、グループ会社である千代田インターナショナルインドネシア社がサイペムインドネシア社をリーダーとする4社共同事業体(コンソーシアム)を形成し、Eni Muara Bakau社が計画している「洋上ガス処理設備建設プロジェクト」の設計、機材調達、建設工事、据付け(EPCI)、および試運転助勢業務を受注したことを発表した。
本プロジェクトは、Eni Muara Bakau社がインドネシア国カリマンタン島東部ジャングリック沖のガス田に、新たに洋上ガス処理設備を建造・据付けるものだ。
洋上ガス処理設備で生産されるガスは東カリマンタンパイプラインを通じて、ボンタンLNGプラントに移送されるという。
(画像は千代田化工建設ホームページより)
本プロジェクトにおけるコンソーシアム4社とは、サイペムインドネシア社、千代田インターナショナルインドネシア社、トライパトラエンジニアズアンドコンストラクターズ社、そして現代重工である。
日量450百万立方フィート(LNG換算で年産約300万トン)のガスとコンデンセート(LPG)の洋上ガス処理プラントに係るEPCI業務(納期34ヶ月)と試運転助勢業務を行うとしている。
なお、契約金額はコンソーシアム全体で約1,100億円。
千代田化工建設は昨年5月に発表した中期経営計画においてオフショア・アップストリーム分野を成長戦略の一つとして掲げている。
英国エクソダス社との資本提携に加え、LNGプラント等で協業案件の多いサイペム社と、Floating LNGを含むオフショア・アップストリーム分野での提携強化を図ってきた。
今回の受注は初のオフショア分野でのEPCI案件であり、引き続きサイペム社との戦略的提携を活用し、世界各地のオフショア・アップストリーム分野への進出を積極的に展開していきたいとしている。
▼外部リンク
千代田化工建設プレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2014/#all