日揮株式会社(以下:日揮)は、14日、日本企業として初めて、マレーシアの洋上LNGプラント建設プロジェクトを受注したことを発表した。
これは、マレーシア国営石油公社(以下、通称:ペトロナス社)が、同国サバ州沖ガス田向けに計画しているもので、受注は韓国サムスン重工業(以下:サムスン重工)とのコンソーシアムによる。
(画像はニュースリリースより)
契約内容は、年産150万トンの洋上LNGプラントに関わるEPCIC(設計、機材調達、建設工事、据え付けおよび試運転)役務一式。日揮が液化装置を、サムスン重工が船体を主に担当する。納期は、2018年前半の予定。
今回のプロジェクトは、洋上としては世界で3番目に商業化が予定されているもので、日本企業では初の受注。また、水深1,000メートルを超える深海ガス田向けの洋上LNGプラントとしては世界初の事例となり、海洋油ガス業界における先駆的なプロジェクトになるという。
日揮は1980年代以来、30年以上にわたって、ペトロナス社との信頼関係を築いてきた。昨年受注した「PETRONAS LNG Train 9 」プロジェクトとともに、今回のプロジェクトを成功に導くことで、さらに同社との強固な信頼関係構築を図りたい考えだ。
また、同社は、現在、マレーシアをはじめ、世界各国において合計7件のLNGプラント建設を遂行している。今回、初めて洋上LNGプラントを受注したことをきっかけに、オフショア分野においても積極的に取り組んでいきたいとしている。
▼外部リンク
日本企業初、マレーシアの洋上LNGプラント建設プロジェクト受注
http://www.jgc.co.jp/jp/01newsinfo/2014/release/