昭和シェル石油株式会社の子会社であるソーラーフロンティア株式会社(以下:ソーラーフロンティア)は、24日、関西空港内に大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が完工したことを発表した。
これは、同社と、株式会社日本政策投資銀行が共同で設立した、SFソーラーパワー株式会社の100%子会社であるSF関西メガソーラー株式会社によるもので、関西空港のスマートアイランド構想の一環。2014年2月1日に発電開始の予定となっている。
(画像はニュースリリースより)
設置されたメガソーラーの発電容量は約11,600キロワット。初年度の予想発電電力量は約1200万kwhで、これは一般住宅の年間電力使用量の約4,100世帯分に相当する。また、CO2に換算すると約4,000t分に当たるという。
今回、用いられているソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池は、同社の独自技術による次世代太陽電池として注目されている。設置容量あたりの総発電量が高く、経済効率がいいだけでなく、環境にも優しいという特徴を持つ。
また、光の反射が航空機の運航に影響を与えない防眩性により、空港への設置も可能となったと言える。
ソーラーフロンティアは、今回のメガソーラー設置で、発電事業者としての維持・管理のノウハウを磨き上げていく考えだ。
さらには、関西国際空港内という立地を生かし、CIS薄膜太陽電池の性能と、同社の運営力の高さを、グローバルマーケットに対しても発信していくとしている。
▼外部リンク
関西国際空港メガソーラーが完成
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2014/
ソーラーフロンティア株式会社
http://www.solar-frontier.com/jpn/index.html