日本市場向け即日発売
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、1月22日、日本市場向け新製品として、空調用途向けインバータ「FRENIC-HVAC」の入力電圧200V品を発売したことを発表した。
この「FRENIC-HVAC」シリーズは2012年1月以来、アジア市場をターゲットに販売してきたが、今回は日本市場向けとして入力電圧200V品をラインアップ、アジア市場で一般的に普及している「盤レス」タイプのインバータであるという。
(画像はニュースリリースより)
省エネ貢献、コスト削減可能
この製品は温度、圧力、流量等の条件に応じて、冷却塔ファン、冷却水ポンプなどの運転をきめ細かく制御するため、従来の製品と比較して、約45%の電力消費を削減することができる。
さらに、防塵、防水構造で、ノイズ対策フィルタを内蔵しているため、制御盤への収納を不要(盤レス)とし、設備の投資負担を約25%低減、加えて、設置スペースも約50%削減することが可能だという。
積極的に展開
一般財団法人省エネルギーセンターによれば、オフィスビルで消費される電力消費量のうち約50%が空調関連であり、富士電機の推計では日本のビル空調におけるインバータの市場規模は、2015年におよそ80億円。
「FRENIC-HVAC」シリーズは、ビル空調機器の電力消費を大幅に抑える機能を搭載した盤レスタイプのインバータ、すなわち空調分野の省エネとコストダウンに貢献する機種であり、日本でも積極展開していきたいとしている。
▼外部リンク
富士電機ニュースリリース
http://www.fujielectric.co.jp/