日揮株式会社(以下:日揮)は、14日、米国の大手エンジニアリング会社・フルア社と共同で、カナダのシェブロン・カナダ社より、大型LNGプラント建設の受注内示を受けたことを発表した。
これは、シェブロン・カナダ社が、パートナーのアパッチ社とともに、ブリティッシュ・コロンビア州(以下:BC州)において進めている大型LNGプラント新設プロジェクトに関するもの。
日揮にとっては、北米で初の、LNGプラントに関する大型EPC(設計・調達・建設)プロジェクト受注となる。
今回、日揮がフルア社と共同で受注したのは、年産1,100万トン(550万トン×2系列)のLNGプラントと、その付帯設備に係るEPC役務。契約形態および、受注金額、納期はいずれも非公表となっている。
日揮は、主にLNGプラントの中核となる液化プロセス設備等を、フルア社は、ユーティリティやオフサイトを主に担当する予定。
プラントの建設地となるカナダBC州ビッシュ・コーヴは、バンクーバーの北西約650km、キティマット港周辺。現在、BC州の太平洋岸では、複数のLNGプラント建設計画が進んでいる。
中でも、今回のプロジェクトは、カナダで最初に完成するプロジェクトとみられており、その規模も世界最大級になると予想されている。
日揮は、世界のLNGプラント全生産量のうち約3割を建設した実績をもち、現在も計6件のLNGプラント建設プロジェクトを遂行中だという。同社は、この実績を強みに、今後具体化する新たなLNGプラント計画においても、積極的に働きかけていく構えだ。
▼外部リンク
カナダで初の大型LNGプラント新設プロジェクトを受注
http://www.jgc.co.jp/jp/01newsinfo/