受注額は約900億円
丸紅株式会社(以下:丸紅)は、ベトナム国営電力グループ(Vietnam Electricity、以下:EVN)より、タイビン1石炭火力発電所の建設を単独受注し、昨年12月26日に契約調印したことを発表した。
建設予定地は、ベトナム・タイビン省タイトゥイ地区。建設される発電所の総出力は600MW。土木据付工事・機器納入を含めたフル・ターンキー契約で、受注額は約900億円。
(画像はニュースリリースより)
2018年4月完工予定
発電所建設の着工は2014年3月、完工は2018年4月の予定。
今回の案件には、独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じた、円借款による日本政府からの資金供与が予定されている。
設備の中心となる蒸気タービンと発電機は、富士電機株式会社が、ボイラはアメリカのフォスター・ウィラー社が設計・製造する。
受注実績がベトナムの総発電量の15%に
丸紅は、ベトナムにおいて、これまでに10件の火力発電所の建設を手がけている。EVNからは、2010年のギソン1石炭火力発電所(2014年完工予定)、2013年3月のギソン2石炭火力発電所(2018年完工予定)に続く連続受注となる。
これにより、同社のベトナムにおける発電所総受注実績は4,000MWを超え、同国の総発電量の約15%に達するという。
丸紅は、今後さらに、全世界におけるこれまでの受注実績と豊富な経験を生かし、同国での電力供給に寄与していきたいとしている。
▼外部リンク
ベトナム・タイビン1石炭火力発電所建設案件を単独受注
http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/