竹中工務店は1月6日、シンガポールのチャンギ国際空港第4ターミナル新築工事を受注したと発表した。
チャンギ国際空港グループ(ChangiAirport Group)へ入札した結果、約800億円で受注した。工期は2014年第1四半期~2017年まで。
チャンギ国際空港は、世界トップレベルのサービスと設備が評価されており、航空業界の賞を数多く受けている東南アジアのハブ空港。
チャンギ国際空港の新築工事は1981年の第1ターミナルに続いて2回目の受注となるが、チャンギ国際空港では数々の増築・改修工事に携わってきた。今回の受注は、これまでの実績が評価されたものと考えられる。
(画像はニュースリリースより)
今回竹中工務店が受注した主な工事は乗客ターミナルビル、駐車場、タクシー用待機場、道路改良、連絡橋、ランプコントロールタワーなど。
乗客ターミナルビルは2階建てで高さ約25メートル、延べ床面積約195,000平米、年間の乗降客処理能力は約1,600万人を見込む。駐車場はターミナルビルに面しており、1,500台が収納可能な駐車場建屋及び平面駐車場である。到着客を乗せるためのタクシー用待機場は、2階建てとなる。
さらに、イースト・コースト・ハイウェイに直結する新たな道路を含む道路の改良、第4ターミナルと第3ターミナルをつなぐ連絡橋、第4ターミナルのエプロンと誘導路内の飛行機の動きを管制する高さ68メートルのランプコントロールタワーといった主要施設工事を請け負う。
建築デザインについては、チャンギ国際空港グループ側から指名されたデザインコンソーシアムとともに協議して進めていくという。
▼外部リンク
株式会社 竹中工務店のニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2014/01/01/index.html