『擁壁特約プラン』を開始
ジャパンホームシールド株式会社は、木造戸建住宅の擁壁下の地盤調査と最適な基礎の提案をする仕組みを確立し、建築業者向け業界初サービス『擁壁特約プラン』を12月20日より販売開始すると発表した。
まずは東北・関東・中部・関西エリアより販売を開始し、来春には全国での販売を予定している。
(画像はプレスリリースより)
地盤からの調査・基礎提案を
ジャパンホームシールド株式会社は、擁壁による地盤事故をなくすためには、地盤からの調査・基礎提案が必要と考えた。そのため造成提案のノウハウや土木の知識も豊富であることから新サービス『擁壁特約プラン』の販売を開始することとなった。
このサービスではまず、住宅の下部地盤に加え、擁壁下部地盤の強度を合わせて評価し、設計で求められる必要地耐力を確認する。そこで擁壁下部地盤の強度を確認することができれば、擁壁の沈下・傾きが原因で起こる住宅の不同沈下に対応することができる。
また擁壁と地盤をトータルで見ることによって、擁壁を心配する建築主等の顧客獲得に貢献できるメリットもある。適切な基礎提案をおこなうことで、擁壁による地盤事故防止に貢献できると考えられる。
現在は東日本大震災の教訓として、地盤液状化と擁壁・造成地の被害が注目されている。地盤事故の約66%が、擁壁に絡む事故といわれている。また擁壁の必要がない良質な宅地が不足していることから、今後は新築住宅の擁壁物件比率は高くなっていくと考えられる。
▼外部リンク
ジャパンホームシールド株式会社 プレスリリース
http://www.j-shield.co.jp/pdf/125.pdf