株式会社IHI(以下、IHI)は、4日、子会社の株式会社インフラシステム(以下、IIS)が、トルコの有力ゼネコンであるMAKYOL社(所在地:イスタンブール)との共同企業体で、トルコ共和国運輸省道路庁より、「第1・第2ボスポラス橋補修工事」を受注したことを発表した。
契約金額は、約2億4700万トルコリラ(約125億円)。間もなく着工し、2015年に完成する予定。
「第1ボスポラス橋」は、今年で、建設から40周年。また、IHIが日本の円借款で建設した「第2ボスポラス橋」は、25周年を迎える。
この両橋は、イスタンブールのヨーロッパ側とアジア側を結ぶ主要幹線。1日計40万台強の自動車が往来するため、トルコ道路庁は、大規模補修工事を行うことを決めたという。
今回、受注した補修工事のポイントは、第1ボスポラス橋の斜めハンガーケーブルを、鉛直ハンガーケーブルに架け替える作業である。
斜めハンガーケーブルは、現在、世界の長大吊橋の中でも3橋しかなく、世界的にも注目される難易度の高い「吊橋補修工事」となる。
IHIは、トルコにおいて、1974年以降、橋梁建設や橋梁耐震補強工事を行い、トルコの道路交通インフラ整備における実績を持つ。さらに、現在、一昨年契約した「イズミット湾横断橋建設工事」を施工中だ。
同社は、今回、建設と補修の工事を同時期に行うことで、トルコにおけるIHIブランドの確立と、さらなる実績獲得のため、双方の工事の完成に全力をあげて取り組んでいくとしている。
▼外部リンク
トルコ「第1・第2ボスポラス橋補修工事」を受注
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2013/press/
株式会社IHI
https://www.ihi.co.jp/index.html
株式会社IHIインフラシステム
http://www.ihi.co.jp/iis/