香川県の建設業者にBCP認定証を交付
香川県内の建設会社34社は2013年11月26日、香川県や学識経験者などからなる県建設業事業継続計画(BCP)審査会より、BCP認定証の交付を受けた。
事業継続計画とは組織が内外の脅威にさらされる事態に対して、効果的な防止策と組織の回復策を提供するためのハード・ソフトウェア資産を活用する計画を指す。
とりわけ香川県の建設業者においては、近い将来発生が予測されている南海トラフ地震などといった大規模災害発生に備えたもので、このBCP認定証は、こうした企業が災害対応力の強化を図り、応急的な対応業務、そして継続すべき重要業務を確実・円滑に実施する体制を有していることを認めるものである。
緊急対応時の建設業者の役割
特に建設業者は緊急対応時に最前線で活動することが期待されているため、行政機関と連携しながら災害対応力の強化を図り、継続すべき重要業務を確実・円滑に実施するための体制を整えることが求められている。
これら34社は災害時に基礎的な事業継続力を備えている建設会社として香川県のホームページで公表されている。今回の認定ははじめてであり、県下の建設業者が11月26日に香川県知事出席の元、認定証の交付を受けた。
香川県によれば認定対象となる建設会社は、香川県建設工事競争入札参加資格者の中で、土木一式工事の原則A等級に格付けされている会社で、かつ、香川県内に本社を有する建設会社とされている。
この認定制度において、認定会社の会社名が公表されることで会社の信頼性や社会的評価の一層の向上につながることが期待されている。
▼外部リンク
香川県ホームページ
http://www.pref.kagawa.lg.jp