2国間クレジット制度(JCM)の適用を目指す
JFEエンジニアリング株式会社は11月11日、インドネシア最大の国営セメント会社であるセメントインドネシア社より廃熱回収発電設備を受注したことを発表した。またこのプロジェクトは2国間クレジット制度(JCM)の適用を目指し、環境省から実現可能性調査を受託している。
(画像はニュースリリースより)
受注した廃熱回収発電設備はセメント製造時の廃熱を利用して発電するもので、ボイラや蒸気タービン、発電機器などの主要機器で構成される。約28MWの発電規模を有し、セメントインドネシア社のトゥバン工場に設置される。JFEエンジニアリングが設計製作後、現地企業に据え付けを発注する。
幅広い温度帯のガスで発電が可能
JFEエンジニアリングは台湾や中国、ヨーロッパなど各国のセメント会社に廃熱回収発電設備を納入しており、インドネシアにおいては同じくセメントインドネシア社のパダン工場に続いて2基目の受注となる。
今回の受注についてニュースリリースではこれら多くの実績に加え、JFEエンジニアリングの設備が高効率であること、400度前後の高温ガスから200度前後の低温ガスまで発電可能であることが評価されたと述べられている。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2013/20131111112327.html