日立機材株式会社が新しい工法を開発
日立機材株式会社が、「ハイベース・エコ工法」と「スーパーハイベース工法」を洗練し、さまざまな要望に応えることができる新しい工法を販売した。
1972年から鉄骨造の露出型固定柱脚工法「ハイベース」を販売し、それ以降も多くの鉄骨造建築物に採用されてきた。今回さらに進化した工法を販売することによって、幅広い建造物に対応できるようになる。
(画像は日立機材株式会社より)
要望に応えることができる特長
特長の1つ目は、新たな柱脚の設計手法を確立したことによって、 露出型柱脚の設計において、ルート3設計におけるDs値割増が必要なくなり、これまでと比べて設計が容易になった。またブレース構造においての設計方法が明確になったため、さらに使いやすくなった。
2つ目は応力伝達効率をさらに高めたベースプレートを採用したことだ。Gタイプ用ベースプレートは、鋳造独自の造形の自由さを利用したことによって、応力伝達効率の優れた形状になった。
3つ目は高強度柱材等様々な柱材に対応可能したことだ。汎用の冷間成形角形鋼管はもちろんのこと、490ニュートン級を超える柱材にも対応することが可能だ。
そして4つ目は、新たなベースプレート設計方法の導入により、さらなる高性能化および経済性を追求したことだ。 アンカーボルトの配置の最適化等により従来に比べ曲げ耐力を向上した。またシミュレーション技術を用いた形状最適化設計により使用鋼材量低減を実現したため、経済的な設計が可能だ。
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