千葉県八街市に自社メガソーラー
太陽光発電システムのメーカーであるエクソル(京都市中京区、柏巧社長)は10月16日、昨年7 月に施行された再生可能エネルギーによる固定価格買い取り制度にのっとった独立系発電(IPP)事業の一環として、千葉県八街市に1.99MWの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設することを明らかにした。2014年5月の運転開始を目指しており、同社として関東地方初の自社太陽光発電所の設置となる。
建設予定地は千葉県八街市文違字文違野301-376他で、地目は宅地、山林、雑種地。敷地面積は8067坪。主な設備として、太陽電池モジュールはカナディアン・ソーラー社製の245Wタイプを8160枚、パワーコンディショナはエクソルが国内独占販売権を有する独・KACO製の500kWタイプ4台を設置する。運転期間は20年を想定。
今回の建設する発電所を自社によるIPP事業だけではなく、産業用太陽光発電の導入を検討している企業や投資家に向けたPR施設としても活用していく意向だ。
2014年5月までに合計30MWの自社太陽光発電所設置計画
同社では、岩手県北上市の遊休牧草地にも1.99MWのメガソーラー計画を公表しており、2014年5月までに、全国で合計30MWの自社太陽光発電所設置を目指している。
同社では今回のメガソーラー建設に関し
「IPP 事業の推進は、売電収入により長期にわたる安定的な収益基盤を構築すると共に、自社で企画・開発を行う製品の試験場としても活用し、実証データを持って市場にソリューションの提案をすることを目的としております」(――エクソルリリースより)
とコメントしており、今後も太陽光発電システム販売だけでなく、発電事業も積極的に展開していく考え。
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