処理方式はプラズマ溶融分解方式
新日鉄住金エンジニアリング株式会社は10月10日、「北海道PCB廃棄物処理施設設置工事(増設)」を竣工し、10月9日に操業式を行ったことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
この工事は安定器などのPCB汚染物をプラズマ溶融分解方式で処理する施設を、2008年5月より操業しているトランス・コンデンサ、PCB油類を処理している施設に隣接して増設するもの。日本環境安全事業株式会社から2010年12月に株式会社日本製鋼所、株式会社神鋼環境ソリューションとともにJVで受注した。
プラズマ溶融分解方式は、日本環境安全事業株式会社北九州事業所でも採用され2009年7月より処理が行われている実績ある処理方式。
処理能力は1日12.2トン
今回増設された施設は1日あたり12.2トン(PCB汚染物等量として)処理する能力を有しており、特徴は
1.洗浄や加熱分離では処理困難な多種多様なPCB汚染物を容器(ドラム缶またはペール缶)に密封し容器ごと一括処理します。
2.15,000℃以上の高温プラズマと1,200℃以上の溶融浴の相乗効果により炉内のPCBを分解、無害化します。
3.恒温チャンバにて排気を1,200℃の温度、2秒以上の滞留時間を確保し、排気中のPCBを確実に分解します。
(新日鉄住金エンジニアリング株式会社ニュースリリースより引用)
2.15,000℃以上の高温プラズマと1,200℃以上の溶融浴の相乗効果により炉内のPCBを分解、無害化します。
3.恒温チャンバにて排気を1,200℃の温度、2秒以上の滞留時間を確保し、排気中のPCBを確実に分解します。
(新日鉄住金エンジニアリング株式会社ニュースリリースより引用)
とされている。
▼外部リンク
新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/uploaded/1_166930564.pdf