株式取得額は約5億2千万ドル
住友商事株式会社は10月2日、アメリカ・Edgen Group Inc.を買収したことを発表した。
住友商事グループが設立する特別目的会社とEdgen社の合併を通じ、Edgen社の全株式を1株12ドルで取得することに合意したもの。株式取得額は約5億2千万ドルで、住友商事は米国内外における必要手続きを行い、速やかなクロージングを目指す。
Edgen社は、石油・ガスの生産井戸や、輸送および石油精製・発電プラント等に使用される鋼材・鋼管をグローバルに取り扱う問屋であるEdgen Murray社とアメリカにおいて油井管を取り扱うBourland & Leverich社を傘下に持つ。
ネットワークの強化と販売体制の拡充図る
住友商事グループは全世界的鋼管輸出を軸にSCM(Supply Chain Management)構築のほか、問屋販売ネットワークの拡充、鋼管製造ミルや加工業への出資を通じた供給力の強化、油井関連機器の加工問屋の買収等、油井周辺のバリューチェーン構築に注力してきた。
今回の買収によってシェール開発向けの油井管やラインパイプの製造・流通市場でのネットワークのさらなる強化と、石油ガス開発向けの鋼材・厚板・鋼管の販売体制の拡充を図る。
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住友商事株式会社 ニュースリース
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