株式会社細田工務店は、制振性能を加えた新しい工法である「ハイブリッドキューブ」を発表した。
「ハイブリッドキューブ」工法は、住宅性能表示制度の耐震等級で最高等級「3」を実現した細田工務店独自の高耐震6面体構造に、壁倍率5倍の耐震性能を持つ制振壁として初めて国土交通省大臣の認定を受けた「延樹・ブランチ」を併せて採用している。
これによって「ハイブリッドキューブ」工法は住宅性能表示制度の耐震等級「3」に加えて、くり返し発生する大地震でも建物の変形を低減することができるようになる。そのため損傷を軽減し、建物の長寿化につなげることができる。
(画像はニュースリリース)
「ハイブリッドキューブ」工法では、株式会社住宅構造研究所と東京工業大学 笠井教授により共同開発された新商品「延樹・ブランチ」を、一般発売に先駆けて採用する。
「延樹・ブランチ」の特長はまず、鋼材ダンパーが地震エネルギーを熱エネルギーに変換して、大地震にも耐えることができる建物となる。またこれまでの制震壁とは違い、「壁倍率5倍」の耐力壁としてはじめて認定を受けた。そのため1枚の壁で、制振性能と耐震性能をたかいレベルで実現する。これによって小規模な住宅であっても、開口部を十分にとってバランスがとれた構造の設計が可能となる。
同工法の採用を、無垢の床が心地よい注文住宅「木ここち 杢」から順次受注し、分譲住宅「グローイング・シリーズ」では本年12月着工の住宅より標準仕様としていく。
細田工務店はこれまでも株式会社住宅構造研究所と商品開発や研究において協力をしており、注文住宅やリフォーム事業にて制震施工の実績を重ねている。今後も良質な住宅の提供に取り組んでいく。
▼外部リンク
細田工務店 ニュースリリース
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細田工務店 新工法のご紹介
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