中国と西洋のデザインが融合したイメージで設計された建築物の材料としてデザイン性が高く評価される
2018年3月7日、新日鐵住金株式会社は、同社の意匠性チタン「TranTixxii」(以下、同チタン材)が、中国・復旦大学(以下、同大学)において新築される管理学院棟(以下、同施設)の屋根材への採用が決定し、1月26日に同大学において調印式が行われたと発表した。
同大学は、1905年設立された国家重点大学であり、在校生が4万人を超える世界有数の総合大学だ。
同施設は、スペインの設計事務所MIRALLES TAGLIABUE EMBTが中国と西洋のデザインが融合した建築物をイメージして設計したもので、同チタン材のデザイン性が高く評価されて、中央広場に面した建物と渡り廊下の外装材として採用された。
なお、Guangzhou Aloya Renoxbell Aluminum Co., Ltd.(広東省)において、同チタン材をハニカムパネル屋根部材に加工し、绿地控股集团股份有限公司(ゼネコン、上海市)の指導の下、上海玻机智能幕墙股份有限公司(カーテンウォール業者)が外装施工工事を行う予定だ。
意匠性チタン薄板「TranTixxii」の特長
同チタン材は、比重が鉄の60%・銅の50%ほどと、軽量であるため、高所建設作業を効率化・工期短縮し、耐震性が向上して躯体構造への負荷を軽減するとともに、すぐれた意匠性や耐変色性でメンテナンスの負荷を軽減している。
また、金属イオンの溶出もほとんどないため、環境親和性が高い。
この様な特長も、採用決定において評価されたとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金 プレスリリース
http://www.nssmc.com/news/20180307_100.html