戸田建設など、サブGHz帯を利用した位置管理システムを開発

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戸田建設など、サブGHz帯を利用した位置管理システムを開発

2018年03月02日 22:00

建設現場での作業員や高所作業車などの資機材の位置や、作業員のバイタル情報を把握

2018年2月27、戸田建設株式会社は、日建リース工業株式会社、マンパワーグループ株式会社および株式会社プロキュアメントステーションとともに、建設現場内での作業員や高所作業車などの資機材の位置および作業員のバイタル情報を、離れた現場事務所から把握できる「位置管理システム」(以下、同システム)を開発したと発表した。

建設現場では、様々な職種で多くの作業員が作業をしているため、元請け会社(ゼネコン)は、作業員が適切な場所で安全に作業をしているか、適宜、現場内を巡回管理するとともに、高所作業車をはじめとする多種多様な資機材の管理にも多くの労力を費やしている。

位置管理システムの概要

同システムでは、腕時計型バイタルセンサー(以下、同センサー)を作業員に装着させることにより、地下空間や屋内であっても、現場内のどこで誰が作業をしているのか、事務所にあるパソコンやタブレット端末を用いて把握できる。

同センサーには、加速度センサー・体表面温度センサー・パルスセンサーが内蔵されており、それらの情報も同時に無線で発信されるため、作業員の熱中症や転倒事故などの異常を早期に発見できる。

また、高所作業車などの資機材にも無線を発信するタグ(無線タグ)を装着することで、同様に位置を把握できる。

なお、無線は、長い飛距離と高い透過性能と遮蔽物に対する回り込み性能を持つサブGHz(920MHz)帯を採用しており、約50~80mおきに日本アンテナ株式会社製の円偏波型アンテナを設置することで、壁などの障害物があっても位置を検出できるとのこと。

このため、工事の進捗に合わせてアンテナを再設置する必要もほとんどなく、無線を利用するための通信費用も不要だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設 ニュースリリース
http://www.toda.co.jp/news/2018/20180227.html

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