英国で約50%のごみが埋立処理されており、環境政策と処分場が逼迫
2018年2月9日、JFEエンジニアリング株式会社は、同社の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG社)は、MVVエンバイロメントサービス社(以下、同サービス社)より、英国スコットランド・ダンディー市における廃棄物発電プラント(以下、同プラント)の設計・建設・試運転をフルターンキーで受注したと発表した。
同国では、約50%のごみが埋立処理され、環境政策と処分場の逼迫している状況で、ごみ焼却時の廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントの建設が進んでいる。
なお、同サービス社は、ドイツの大手ユーティリティ企業MVVエナジー社が設立した特別目的事業体だ。
このたびの受注は、SBG社が、欧州を中心に115件に及ぶ廃棄物発電プラントの建設を行なった実績や、ボイラの熱回収率を高水準で維持できるボイラクリーニング技術を有することと、同国プリマス市に納めた廃棄物発電プラントが高稼働率で維持していることなどが高く評価されたためとのこと。
受注の概要
同プラントは、1炉で1日当たり329tの廃棄物を処理し、発電出力が11MWで、一般家庭約2万世帯分の電気を発電するとともに、隣接するミシュラン社タイヤ工場へ蒸気を提供する。
工期は、2017年11月~2020年の予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2018/20180209074805.html