発電機の燃料として試験使用
株式会社ユーグレナは12日、横浜市の京浜臨海部におけるバイオ燃料製造実証プラントの建設工事にて、ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を原料に一部使用したバイオジェット燃料を、発電機の燃料として試験的に使用すると発表した。
バイオジェット燃料を使用した有償フライトを2020年までに達成することを目標としているユーグレナでは、研究目的としてミドリムシを原料に一部使用した、ASTM規格準拠のミドリムシ入りバイオジェット燃料「Bio-SPK」を2012年に製造。
また2016年5月には同社のテレビCMにて、撮影に使う運搬用トラックやカメラ、照明など、それらすべてのエネルギー源をミドリムシ入りバイオディーゼル燃料でまかなうなど、意欲的な取り組みを続けている。
建設工事での活用は日本初
このたび使用される燃料は、Bio-SPKの研究後未使用分となっていたもの。これを今月15日から今年6月にかけて、横浜市の京浜臨海部にて建設中の、バイオ燃料製造実証プラントの建設工事における発電機の燃料として活用する。使用量は約6kLとなる見通しだ。
同社によれば、ミドリムシ入りバイオ燃料がエネルギー源として活用されるのは、このテレビCMに続き今回が2例目。また建設工事での活用としては日本初の取り組みになるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ユーグレナ ニュースリリース
http://www.euglena.jp/news/20180112-2/