インフラ整備における施工性の向上と更なる施工費低減を目指す
2017年11月29日、株式会社クボタは、建設構造物を支える基礎杭として活用されている鋼管杭・鋼管矢板の新型機械式継手(以下、同継手)を開発したと発表した。
鋼管杭・鋼管矢板は、施工現場で溶接接合しながら施工することが一般的だが、杭施工に占める溶接時間の割合が大きいため、現場溶接が不要で短時間接合が可能な機械式継手のニーズが高まっている。また、今後の熟練溶接作業者不足が予測される観点からも、作業者の技能に依存せず接合品質が安定している機械式継手の需要が増えている。
「新型ラクニカンジョイント」改良型の概要
同継手は、既に活用されている鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手(製品名:ラクニカンジョイント)の主要素材と構造細部を見直し、コストダウンを実現して更なる競争力を持つ改良型の機械式継手だ。
また、構造・使用部品を改良し、施工現場での取り外しの機能を格段に向上するとともに、施工技量・施工方法や施工条件によらず、誰でも簡単に接合できるようにしたため、国内外のあらゆる施工現場で適用可能だ。
なお、一般財団法人沿岸技術研究センターの確認審査を受け、評価証を取得しており、2017年12月1日に販売を開始する。
(画像はクボタ公式ホームページより)
▼外部リンク
クボタ ニュースリリース
http://www.kubota.co.jp/new/2017/17-44j.html