日揮は11月22日、ガーナにて天然ガスの供給事業に参画すると発表した。
住友商事、川崎汽船、日本政策投資銀行と共同参画するもので、マレーシアのYinson Holdings Berhad(以下、「インソン社」)と、Yinson Production (West Africa) Pte Ltd(以下、「YP(WA)PL社」)への出資に関する契約を締結した。
YP(WA)PL社は、インソン社が全額出資する浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備(以下、「FPSO」)の保有・傭船事業会社である。
FPSOの1日当たりの原油生産能力は、58,000バレル。1日当たりのガス生産能力は、210百万立方フィート。原油貯蔵能力は1.4百万バレル。
今回の契約で日揮など4社は、YP(WA)PL社の株式の26%を取得する。
今後、ガーナでの油田事業への参画に当たって日揮は、石油・ガス分野におけるEPC遂行実績を生かし、主にFPSOの技術面のサポートを行う。
今回株式の一部を取得したYP(WA)PL社は、イタリア大手石油会社Eni SPA傘下のEni Ghana Exploration and Production Ltdとの間で、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備の15年間にわたる長期傭船契約を締結。
すでに今年5月から、ガーナ沖南西約60キロメートルに位置するOffshore Cape Three Point鉱区にて原油生産を開始している。
さらに2018年半ばからは、今回契約したFPSOからガーナ国内に向けて天然ガスの供給が開始される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
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日揮株式会社のプレスリリース
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