2017年11月8日、三菱電機株式会社は、1台のコントローラーで設備監視・制御と入退室管理や映像監視などセキュリティーを一括管理する延床面積約5000平方メートルまでの中小規模ビル対象の新製品「BuilUnity(ビルユニティー)」(以下、同ソリューション)を発売すると発表した。
従来は設備監視・制御機能や入退室管理機能などを個別のシステムで管理していたが、同ソリューションは、統合したコントローラーにより、空調・照明・給湯などの設備に加え、扉の通行管理や個人情報管理、映像監視システムとの連携を実現した。
同ソリューションでは、WEBサーバー内蔵のコントローラーにより、1台のPCで一括管理でき、クラウドサービスにより、スマートフォンやタブレットを用いて、どこからでも、遠隔で空調・照明・扉などのビル設備の異常を監視・制御できる。
また、入退室管理システムで得られる在室状況等の情報を活用し、空調設備の温度設定や照明設備の照度を調節することで省エネに寄与するとともに、個人毎の通行・操作に応じた共用部・専用部設備の制御や、扉の通行記録映像による入退室状況を確認することにより、より確実なビルの管理に寄与する。
さらに、当初は設備監視のみ導入し、その後、ビルの利用状況に合わせて入退室管理機能を追加するなど、ビル管理機能の追加・変更が可能だ。
また、BACnet経由で同社以外の設備も監視・制御でき、シーケンサや同社製の汎用監視制御プログラムMC Works64などを活用したシステムに拡張することで、より細かい制御にも対応可能だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2017/pdf/1108.pdf