安藤ハザマ、急傾斜コンベヤ「ハコブノサウルス」を開発

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安藤ハザマ、急傾斜コンベヤ「ハコブノサウルス」を開発

2017年11月03日 00:00

急峻な地形に対応した高品質で大容量の堤体材料運搬設備

2017年10月27日、株式会社安藤・間は、急峻な勾配地でも高品質で大容量の材料運搬を可能にする運搬設備「ハコブノサウルス」(以下、同設備)を開発したと発表した。

ダム工事などで製造設備から打設箇所まで材料を運搬する際に、急峻な勾配地においては、従来のシュートや通常形状のベルトコンベヤでは、傾斜のために材料が分離する問題がある。また、台形CSGダムの建設では打設速度が速いため、運搬能力の大きい設備が要求される。

「ハコブノサウルス」の特長

同設備は、ベルト上に横桟と波桟で構成されたバケット(箱状の運搬部)を設けて、箱詰めされた材料を載せ、一定の速度で滑らかに搬送することで、流動性の高い材料でも分離や落下が防止されて大容量で運搬でき、機関出力が低減されて省エネルギーである。

ベルト有効幅員400mm、機長17.5mの実機で試験を行い、目視および生コンのスランプ・空気量の変化で比較したところ、運搬前後で変化はなく、材料の品質を保っていることが確認された。

また、運搬能力は、ダム工事での使用頻度が高い13.5tケーブルクレーン他と較べて約1.8倍で、機関出力はタワークレーンの7割程度と少なく、省エネルギーで運搬能力が大きいことを確認した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

安藤ハザマ 新着情報
http://www.ad-hzm.co.jp/info/2017/pre/20171027.html

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