バックホウの旋回による接触防止に効果を発揮
2017年10月25日、大成建設株式会社と株式会社アクティオは、バックホウの接触事故を防止するため旋回を規制するシステム(以下、同システム)を開発したと発表した。
狭小で作業範囲が制限される建設現場では、バックホウの旋回により、アームやバケットの先端部が周辺の構造物に接触したり、規制域からはみ出したりするなどの危険性があるため、レーザセンサ等を用いて、先端部が規制エリアに侵入した場合に警報を出すシステムが使用されている。
しかしながら、現在のシステムは警報を出すだけなので、危険な状況では、操縦者が停止操作する必要があった。
旋回規制システムの特長
同システムは、旋回規制の範囲をバックホウに取り付けたモニターにワンクリックで指定し、アームやバケットの先端部が規制エリアに近づくと油圧量を操作して徐々に止まる機構になっており、接触を防止するだけでなく、急に止めることによるバックホウ本体の転倒を防止できる。
また、汎用重機のどの機種にも容易に取り付け可能で、規制範囲の設定は簡便であり、初めてのオペレーターでも15分程度で使いこなせるようになるとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/