EUおよび同国の環境政策により処分場が逼迫
2017年10月25日、JFEエンジニアリング株式会社は、同社の子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ社(以下、SBG)は、このたびリトアニア国カウナス市で同国最大の廃棄物発電プラント(以下、同プラント)を受注したと発表した。
同国は、都市ごみの大部分を埋め立て処分してきたが、近年は、EUおよび同国の環境政策により処分場が逼迫する一方、ごみ焼却時の廃熱も有効活用できる廃棄物発電プラントに対する注目が高まっている。
受注の概要
この度受注したのは、同プラントの主要機器である炉・ボイラ設備一式で、据付も含んでおり、工期は2017年8月~2020年4月。
同プラントは、一般廃棄物・産業廃棄物・下水汚泥などを1炉で年間約20万t処理し、発電出力が24MW・熱出力が70MWで、電気と暖房用の熱源をカウナス市に提供する。
なお、発注者は、リトアニア政府系エネルギー会社であるリトヴォス・エネルギア社とフィンランド政府系エネルギー会社であるフォータムグループが共同出資して設立された特別目的事業体UABカウノ コゲネラツィネ ヤゲイネ社だ。
また、SBGの業務内容は、廃棄物発電プラント・バイオマス発電プラント・廃熱回収プラントなどの建設で、2017年5月に設立され、ドイツ国デュイスブルク市に所在する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2017/20171025.html