戸田建設とフクビ化学工業、粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」を発売

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戸田建設とフクビ化学工業、粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」を発売

2017年10月07日 06:00

集合住宅では重量床衝撃音の低減が重要な課題

2017年10月2日、戸田建設株式会社とフクビ化学工業株式会社(以下、フクビ化学工業)は、集合住宅などの天井裏に置くだけで、階下に伝わる人の飛び跳ね音や歩行音(重量床衝撃音)を低減できる粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」(以下、同低減材)を共同開発し、2017年10月10日からフクビ化学工業より販売すると発表した。

集合住宅では、「重量床衝撃音」を低減することが重要な課題の一つであるが、同低減材を天井裏に敷設するだけで重量床衝撃音低減の効果が得られ、ローコストでの対策が可能だ。

なお、「重量床衝撃音」とは、上の階で人が飛び跳ねたり、重いものを落とした衝撃によって発生し、階下に伝わる低い音のことで、近年は、歩行による比較的小さな重量床衝撃音でもクレームの原因になっている。

また、この対策として、従来は、コンクリートスラブを厚くする方法や乾式二重床のフローリング下に高価な制振シート(高比重アスファルト系など)を挿入する方法などがあるが、これらの対策は床荷重が大きく増加し、床・柱や梁などの建物全体の構造に負荷を与える問題があった。

粒状床衝撃音低減材「サイレントドロップ」の特徴

同低減材は、特殊遮音粒材同士の摩擦等により、天井の振動エネルギーを効率的に吸収し、重量床衝撃音の放射を抑制する。

同低減材は、1個あたり4kgの特殊遮音粒材が袋詰めされたもので、天井1平方メートルあたり1.5~2個(設置重量は1平方メートルあたり6~8kg)を設置だけなので、従来の対策法より圧倒的に軽量で、重量床衝撃音を2ランク(10dB)まで低減することを実験で確認している。

また、施工方法は、同低減材を天井裏に敷設するだけのシンプルな作業だ。

さらに、同低減材は、再生樹脂を主原料とし、造粒加工を行った特殊遮音粒材を包装したもので、地球にやさしいリサイクル材だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

戸田建設 ニュースリリース
http://www.toda.co.jp/news/2017/20171002.html

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