三井住友建設株式会社は9月29日、スリランカ民主社会主義共和国において、日本政府開発援助(ODA)による建設工事を受注し、9月12日ジャフナ大学農学部研究研修複合施設設立計画、9月18日ケラニ河新橋建設事業パッケージ2の契約調印式を行った、と発表した。
ジャフナ大学農学部研究研修複合施設設立計画は、2016年5月に契約締結した16.67億円の日本政府無償資金協力により実施される。
計画では、農業生産性や農業従事者の生計の向上に寄与するため、既存の大学キャンパス敷地内に研究研修複合施設など大小6棟の校舎等を建設する。
研究研修棟は延床面積3,741平方mの2階建、作業訓練棟は延床面積337平方mの1階建、農場管理棟は延床面積592平方mの1階建、などである。
工事監理と設計監理は、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルが担当する。請負金額は約10億円、工期は18か月とのこと。
ケラニ河新橋建設事業は、2014年3月に契約締結した350.20億円の日本政府有償資金協力により実施される。
事業では、コロンボ市内の交通の分散化と慢性的な交通渋滞の改善を図り、道路輸送の円滑化により、経済成長の促進を図るため、ケラニ河に新橋(パッケージ2)および高架アクセス道路(パッケージ1)を建設する。
受注したパッケージ2は、コロンボ市内ペリアゴダ地区に工事全長1,185m、全長380mの6車線の主橋と、全長625mの5ー6車線の取付橋、全長180mの6車線の取付道路を建設するもの。
工事監理と設計監理は、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル・株式会社片平エンジニアリング・Consulting Engineer and Architects Associated Pvt.Ltd.・Project Management Assosiate International Pvt.Ltd.の共同企業体が担当する。
施工は、三井住友建設・サンケンコンストラクション共同企業体が担う。請負金額は共同企業体総額で約69億円、工期は36か月とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井住友建設株式会社のニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2017/092919990/