「コネックトラス」を活用した木造軸組工法による倉庫を開発
三井ホーム株式会社は9月20日、グループ会社の三井ホームコンポーネント株式会社が、2×4(ツーバイフォー)製材を用い「コネックトラス」を活用した、木造軸組工法による「スマート倉庫」を開発し、9月21日販売開始する、と発表した。
最小限の柱・壁で十分な強度と耐久性を備えた大空間の簡易型倉庫
三井ホームコンポーネントが開発した「スマート倉庫」は、木材を構造材とし、三井ホームが独自開発した軽量で変形しにくい「コネックトラス」を用いることにより、ローコストで大空間を創出可能な簡易型倉庫である。
コネックトラスとは、トラスの接合部分にステンレス製接合金物「コネック」を用い、三角形状に組み上げた骨組のこと。コネックは錆びにくく、軽いため、建物全体の荷重を軽くすることができ、耐震性能も向上する。
コネックで、2本のツーバイフォー材を接合したトラスの変形量は、およそアップライトピアノ3台分(約580Kg)の引張力5,760Nを加えても、わずか1mm未満である。これにより、木造でありながら、最小限の柱・壁で十分な強度と耐久性を備えた大空間の建築を可能にした。
従来の2×4工法による木造倉庫と比べ、重量が約1/4と軽く、工期が約1/6(薬3週間)と短く、コストが約1/2(坪単価約15万円~)に低減した。
スマート倉庫のプロトタイプは、延べ床面積600平方m、天井高4m、平屋建、工期3週間程度、坪単価約15万円~、とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井ホーム株式会社のニュースリリース
http://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2017/20170920.pdf