週休2日を確保するための試み
国土交通省は9月13日、営繕工事で週休2日(現場閉所)工事のモニタリングを実施すると公表した。
国土交通省の営繕工事では、原則として土日祝日は休みとしている。しかし、諸事情によって週休2日が確保されないケースも多い。
そこで国土交通省では、建設業の週休2日の推進など、政府が「働き方改革実行計画」に示した方針などに基づき、営繕工事において週休2日工事のモニタリングを実施する。このモニタリングによって週休2日の確保を目指すとともに、その阻害要因を把握し、改善策を検討するという。
モニタリング対象工事の内容
モニタリング対象工事は原則として、延べ床面積約1,000平米以上の新築工事で、契約後に受発注者間でモニタリングに関する協議が整った工事。この工事では、原則として土日祝日は「現場閉所」とする。
何らかの事情によって週休2日が確保できない場合には、受発注者間で要因を解明し、対応策を協議して要因の解消に努めること。また、週休2日確保の阻害要因の把握や改善策を検討するために、工事完了時に受発注者にアンケート調査を実施する。
なお、総合評価落札方式の案件には、週休2日の確保を評価項目として設定せず、従来通り「休日・代休の確保」を標準の評価項目とする。
(画像は、国土交通省のホームページより)
▼外部リンク
国土交通省のプレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/eizen02_hh_000149.html