2017年8月22日、日本工営株式会社は、バングラデシュ人民共和国のハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業に係る設計・施工監理業務(以下、同事業)を、同社をはじめとする4社のJV(共同企業体)で受注したと発表した。
ハズラット・シャージャラール国際空港(以下、同国際空港)は、同国の社会経済活動を支える基幹インフラとして重要な役割を担っており、同国の経済成長に伴う航空需要の急増により、2018年には同国際空港の既存処理能力の上限である800万人を超えると予測されている。
また、貨物管理システムの未整備や非効率なオペレーション等で貨物処理能力が脆弱性であるため、早急な改善が求められている。
同事業の業務内容は、国際線旅客ターミナル新設・新貨物ターミナル新設・VIPターミナル新設・ユーティリティ施設(消防・燃料等)新設の詳細設計レビュー、入札補助、施工監理、および技術移転等で、年間対応旅客数約1,200万人を想定して、旅客処理能力を拡大し、利便性および安全性の向上を図る。
なお、業務体制は、日本工営株式会社を幹事として、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、CPG Consultants Pte Ltd.およびDevelopment Design Consultants Ltd.の4社JVとなる。
また、同事業は円借款によるもので、総事業費が約1,920億円の予定で、コンサルタントサービス開始が2017年7月19日、供用開始が2022年8月の予定。
(画像はプレスリリースより)
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日本工営 ニュースリリース
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