国内外で受注したチタン製品においては、過去最大の採用面積
2017年8月4日、新日鉄住金株式会社(以下、新日鉄住金)は、同社の意匠性チタン製品TranTixxiiを使用した三菱ケミカル株式会社製のチタン複合板 アルポリック/fr TCM(Titanium Composite Material、以下、TCM)が採用された、江蘇省の江蘇大劇院(Jiangsu Grand Theatre、以下、同大劇院)が完成し、8月5日より正式オープンすると発表した。
同大劇院は、江蘇省内で最大の文化施設で、各々に大型劇場を有している4棟の建物からなり、建築総面積が27万平方メートル、ロールダル仕上ND20であり、チタン素材の使用量85トンは過去最大の採用面積だ。
なお、中国における新日鉄住金チタン材の採用実績としては、8物件目となる。
チタン複合板「アルポリック/fr TCM」について
新日鉄住金のチタン素材は、軽量(比重は、鉄の60%、銅の50%ほど)であるため、高所建設作業の効率化・工期短縮、耐震性向上による躯体構造への負荷軽減、環境親和性向上等の面で、安全・安心に貢献するするとともに、意匠性や耐変色性にすぐれている。
TCMは、面材にチタンを使用したチタン複合板で、チタン独特の意匠性と抜群の耐食性を備え、不燃認定も取得しており、外装材や屋根材として使用される。
さらに、複合板にすることによって、同一強度のチタン単板よりも軽量化が図れる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄住金 プレスリリース
http://www.nssmc.com/news/20170804_100.html