既存のインフラや互いのノウハウを最大限に活かした電源の構築
2017年7月28日、広島ガス株式会社と中国電力株式会社は、広島県安芸郡海田町の広島ガス海田基地内において、バイオマス混焼発電所(以下、同発電所)の事業(以下、同事業)の可能性について検討を進めるとともに、環境影響評価に係る手続きを行ってきたが、合弁契約書を締結し、今後両社で新会社を設立したうえで、同事業を実施することに合意したと発表した。
同事業では、エネルギー事業者として地域にガスや電気を提供してきた両社が協同し、既存のインフラや互いのノウハウを最大限に活かした電源の構築を目指す。
バイオマス混焼発電所の概要
同発電所の使用燃料はバイオマスで、うち国内材は広島県内から調達し、助燃とバックアップ用として石炭や天然ガスも使用し、発電出力は送電端で約10万kWだ。
広島県内の林地残材等の未利用木材や、海外の木質系バイオマス等、さまざまな未利用資源を積極的に活用し、再生可能エネルギーの普及拡大にも貢献していく。
なお、工事開始時期は2018年12月、運転開始時期は2021年3月の予定。
また、新会社は、2017年10月に設立し、設立時資本は2億円の予定で、出資比率は広島ガスが50%、中国電力が50%となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
中国電力 プレスリリース
http://www.energia.co.jp/press/2017/10626.html