サンケイビル、京町家宿泊施設事業第1号物件の改修工事に着手

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サンケイビル、京町家宿泊施設事業第1号物件の改修工事に着手

2017年07月29日 19:15

京町家は京都の風情ある街並みを形成する重要な構成要素

2017年7月27日、株式会社サンケイビルは、京都市内において、伝統的な京町家を宿泊施設として再生する事業(以下、同事業)を開始し、第1号物件の改修工事に着手したと発表した。

京町家は京都の風情ある街並みを形成する重要な構成要素だが、近年、所有者の高齢化に伴う相続や維持管理、老朽化による取り壊しや空き家の増加など、深刻な問題を抱えている。一方、観光都市・京都への人気は高まり、京都市内は慢性的な宿泊施設不足に陥っている。

このような状況で、今後のさらなる観光需要を見込み、かつ歴史的な価値を有する京町家を後世に残すべく、同事業の展開を決定した。

同事業は、同社が京町家を賃借、又は取得し、京町家の魅力を残しながら「京都の街に暮らすように過ごす宿」をコンセプトに、素泊まりを基本とする1日1組限定の一棟貸し宿泊施設として用途変更と改修工事を行い、ゆったりとした時間と空間を提供する。

なお、同事業の運営は業務委託し、地域の特徴を活かした京体験、近隣飲食店の紹介や、体験プログラムの導入などソフト面の充実を図る。

第1号物件の概要

第1号物件は、名称が「(仮称)京都二条 さわら木の宿」で、2017年1月に京都市より「景観重要建造物」および「歴史的風致形成建造物」に指定された歴史的価値の高い建物であり、世界文化遺産の二条城まで徒歩圏内、古い商家が立ち並ぶ古都の情緒溢れるエリアに位置している。

また、建物の築年月は不詳だが江戸時代~明治期と推定され、木造2階建てであり、敷地面積が約170平方メートル、延床面積が約196平方メートルで、宿泊定員は2~10名となる。

7月より改修工事に着手し、来春の開業を予定している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

サンケイビル ニュースリリース
http://www.sankeibldg.co.jp/files/2017/170727Kyoto_Nijo.pdf

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