三井不動産株式会社は7月24日、フィリピン共和国・マニラ首都圏において、三井不動産レジデンシャル株式会社との共同出資会社三井不動産アジア「MITSUI FUDOSAN(ASIA)PTE.LTD.」を通じて、フィリピンのRockwell Land Corporation(ロックウェル・ランド)と共同で、分譲住宅事業「The Arton(ジ・アートン)」に参画する、と発表した。
フィリピン共和国は、経済成長が堅調で、安定成長に伴い中間層が拡大しているため、中長期的に住宅市場の拡大成長が見込める有望なマーケットである。
今回開発するジ・アートンは、マニラ首都圏の最大行政区であるケソン市ロヨラハイツに位置し、LRT(Light Rail Transit)の「カティプーニャン」駅から徒歩3分と交通に便利なエリアにある。
ロックウェル・ランドは隣接地域に商業施設の運営を予定している。また、フィリピン大学・アテネヨ大学・ミリアム大学、病院や高度研究機関が立地するエリアでもある。
ジ・アートンは、敷地面積17,571平方mと広大で、24階、28階、34階の合計延床面積114,314平方m、総戸数1,706戸の高層分譲住宅3棟からなる。
眺望の良い丘の上に位置しており、空地率を約80%確保して緑豊かな環境を整備し、共用部にはプール、ジム、屋内運動場などを設置予定であるという。
2018年8月に着工し、全体竣工は2025年8月を予定している。
総事業費は86億フィリピンペソ(約195億円、1ペソ=2.25円)で、三井不動産グループの事業シェアは、20%とのこと。
今回の分譲住宅事業は、三井不動産グループ初のフィリピン共和国での事業になるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
三井不動産株式会社のニュースリリース
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/0724_01/