納期は2018年8月を予定
日立造船は19日、中国江蘇省常熟市の常熟浦発第二熱電能源有限公司(常熟浦発第二熱電能源)より、ごみ焼却発電プラントの拡張工事を受注したと発表した。納期は2018年8月を予定しているという。
既存設備を拡張、現地の電力供給にも貢献へ
日立造船ではこれまでグループとして、アジア・欧州を中心に850件以上のごみ焼却発電プラントを受注してきた。うち日本を除くアジア地域では32件の受注実績があり、中国向け案件は今回で14件目の受注となる。
常熟浦発第二熱電能源の発注による今回の案件は、同社における既設のごみ焼却発電プラント、300t/日クラス3炉の拡張工事を実施するもの。610t/日クラスのストーカ式焼却炉3つへと規模の拡張を行うことで、設備全体での一般廃棄物の処理能力を1,830t/日まで引き上げる。
これら焼却炉における廃棄物の衛生的な焼却処理と並行し、プラントは年間27,355万KwHの電力を供給する発電設備としても稼働。現地におけるエネルギー供給にも大きく貢献するものとみられている。
日立造船はこの設備工事において、焼却炉等の設計と火格子等の主要機器供給を担当、現地での据付も実施する。また試運転時にはスーパーバイザーを派遣するほか、運転・メンテナンスに関する指導も併せて行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立造船 プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2017/07/002701.html