除染廃棄物中間貯蔵施設建設に伴う特殊セメントの需要も見込まれる
2017年7月14日、住友大阪セメント株式会社は、小名浜サービスステーション(福島県いわき市)において、新サイロの竣工式を行ったと発表した。
同サイロは、小名浜サービスステーションの貯蔵能力増強を目的に、2016年1月より工事を開始し、建設を進めていた。
なお、同社は、福島県での販売とサービス業務の強化充実を図るため、2016年4月に福島営業所(福島県郡山市)を再開し、同年11月には、いわき駐在所(福島県いわき市)を開設した。
これらの営業所・駐在所を強化充実するとともに、サイロを新設することにより、福島県内の安定的なセメント供給を行うことで、浜通り地域と福島県の復興に貢献していく。
小名浜サービスステーションの概要
同サイロは、サイロ基数が2基、貯蔵能力が12,000トンで、内部が分割され、普通セメント・高炉セメント・早強セメント・特殊品などのセメントを貯蔵でき、従来は普通セメントのみであった同サービスステーションの製品ラインナップを多品種化している。
製品ラインナップの多品種化は、福島第一原子力発電所関連工事や周辺地域のインフラ整備が進むほか、今後は除染廃棄物中間貯蔵施設建設に伴う特殊セメントの需要も見込まれるため。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
住友大阪セメント プレスリリース
http://www.soc.co.jp/