新日鉄興和不動産株式会社と長崎食糧倉庫株式会社は7月10日、長崎県長崎市において、オフィスビル「長崎BizPORT(ビズポート)」を建設し賃貸事業を推進する、と発表した。
長崎県は、2015年10月「長崎県まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、「長崎金融バックオフィスセンター構想2020」において、2020年度までに長崎港ウォーターフロントに金融機関のバックオフィス機能などを誘致・集積し、新たに2,000名超の雇用創出を目指している。
今回の事業では、同構想に基づき、長崎食糧倉庫が長崎県長崎市元船町に保有する土地に、主に県外企業の誘致を想定したオフィスビル「長崎BizPORT(ビズポート)」を建設し、賃貸事業を行う。
長崎BizPORT(ビズポート)は、JR「長崎」駅から徒歩8分、2018年移転予定の長崎県庁から至近距離、観光ルート上に位置しており、交通利便性が高くビジネスにおいても好立地にある。
敷地面積は約2,488平方m(約752坪)で、延床面積約14,446平方m(約4,370坪)、賃貸面積約10,272平方m(約3,107坪)の鉄骨造、地上11階建のオフィスビルとなる。
建物は海に面しており、1階は店舗、2階~11階は事務所、駐車場などである。
オフィス階は、1フロア基準階面積約1,003平方m(約303坪)、天井高2,800㎜の無柱空間を確保し、入居企業のレイアウト自由度が高いフレシキブルで効率的なオフィスを実現した。また、窓の足元から天井までのガラス面にLow-eペアガラスを採用し、省エネに配慮した
BCP対策として、各階には非常時に備え防災備蓄倉庫を設置し、共用部には72時間電力供給施設を設置した。
建設計画は、2017年7月既存建物の解体工事に着手、10月新築工事に着手、2019年1月末に竣工予定とのこと。
設計・監理および施工は、新日鉄住金エンジニアリング株式会社が担う。
なお、同オフィスビルの入居企業として、オリックス生命保険株式会社が決定しており、核テナントになるという。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新日鉄興和不動産株式会社のニュースリリース
http://www.nskre.co.jp/company/news/2017/07/2017.07.10.pdf