パナホームグループは6月22日、北大阪健康医療都市「健都」2街区において、6月13日吹田市から、高齢者向けウェルネス住宅の整備・運営を行う優先交渉権者の選定を受けた、と発表した。
国立研究開発法人国立循環器病研究センター(国循)は、大阪府吹田市と摂津市にまたがる吹田操車場跡地へ2018年度に移転建替する計画である。
吹田操車場跡地は北大阪健康医療都市「健都」と名称を変え、吹田市と摂津市が、国循を中心とした国際級の医療クラスターの実現に向け、健康と医療のまちづくりに取り組むエリアとなる。
吹田市は、「健都」2街区に所有する約4,000平方mの事業用地に、今後の高齢者向けウェルネス住宅のモデルケースとして、事業運営を行う事業者を公募した。
パナホームグループは、優先交渉権者の選定を受け、この事業用地を期間50年の一般定期借地権で借り受け、建物を設計・建設・運営する。
高齢者向けウェルネス住宅は、生活習慣病予防や介護予防を特に意識したウェルネス機能、地域包括ケアシステム機能、北大阪健康医療都市(健都)内外の関係機関等との連携による付加価値機能を有する。
パナホームグループは、敷地面積約4,172平方m(約1,262坪)に、延床面積約2,098平方m(約635坪)のRC造、地上7階建の住宅施設を提案した。
住戸数は、一般賃貸住戸44戸と高齢者向け住戸54戸の合計98戸になるとのこと。
グループのうちパナホーム株式会社は、事業用地の定期借地、建物の設計・施工・所有を担う。パナソニックエイジフリー株式会社は、高齢者向け住宅の運営、医療系・介護系サービスの運営を行う。
アートチャイルドケア株式会社は、病児・病後児の保育事業を担う。パナホーム不動産株式会社は、一般向け住宅の運営を行う。
竣工は、吹田市との協議により決定するが、2018年度の予定という。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
パナホーム株式会社のニュースリリース
http://www.panahome.jp/company/news/release/2017/0622.html