下関安岡沖洋上風力発電事業の環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

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下関安岡沖洋上風力発電事業の環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

2017年06月22日 21:45

最大出力60メガワットの洋上風力発電プロジェクト

環境省は6月16日、山口県にて前田建設工業実施する予定の「(仮称)安岡沖洋上風力発電事業環境影響評価準備書」に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。

この事業は山口県にて、最大出力60メガワットの洋上風力発電所を設置するもの。計画地は山口県下関市安岡沖の、約576ヘクタールの区域。

環境大臣は前田建設工業に対して、主に次の3つを要求した。第1は、地元自治体の意見を十分に考慮し、住民など関係者に十分な説明を行うこと。

第2は、環境影響評価や環境保全対策、事後調査、環境監視などを更に具体化する際には、最新の知見を用いて検討すること。

第3は、環境影響と環境保全措置の内容及び効果を公表すること。

今後は環境影響評価書を作成

環境影響評価法及び電気事業法は、出力10メガワット以上の風力発電所に関する工事を対象にしており、環境大臣は事業者が提出した「環境影響評価準備書」について、経済産業大臣からの照会に対して、意見を述べることができると定められている。

今回の意見書の提出は、この法律に基づくもの。今後、前田建設工業は環境大臣や関係自治体の長の意見を受けた経済産業大臣の勧告を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成などを行う必要がある。

(画像は、下関市安岡沖洋上風力発電プロジェクトのホームページより)

▼外部リンク

 

環境省のプレスリリース
http://www.env.go.jp/press/104176.html

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