デンヨー株式会社は6月5日、バッテリーとディーゼルエンジンによる発電とを組み合わせた業界初のハイブリッド発電装置「HYB-2000E」を開発した、と発表した。
ハイブリッド発電装置「HYB-2000E」は、バッテリーが充電されている場合、直流バッテリーからインバータで100V交流に変換して機器類に交流電源を供給する。バッテリーの残量が少なくなると自動的にディーゼルエンジン発電機を始動させ、発電機から交流出力の供給に切り替え、同時にバッテリーを充電する。
バッテリーの充電が完了すると発電機を停止させ、再度バッテリーからの供給に切り替える。このハイブリッド運転により、低燃費で長時間の連続運転が可能となった。また、商用電源からの充電も可能な仕様である。
従来のエンジン発電機と比較し、約2倍の長時間連続運転が可能なため、電源のない給油が困難な現場での使用に便利である。
ハイブリッド運転時の出力は2.0kVAで、バッテリーと発電機の切り替えは無瞬断で行い、また強制充電ボタンを押すことで任意にバッテリー充電をすることができる。
バッテリー運転時は無騒音運転が可能で、ハイブリッド運転・通常運転時で発電機を運転する場合でも低騒音なため、夜間や住宅地の現場でも安心して使用できるという。
通常運転時には、ディーゼルエンジン発電機として、最大100V、3.1kVA(50/60Hz) の出力性能を持っている。
販売開始は、9月の予定とのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
デンヨー株式会社のニュースリリース
http://www.denyo.co.jp/pdf/news/release_hyb-2000e.pdf